発達障害に関する言葉4(治療法)

→ 発達障害に関する 言葉1(疾患名分類)

  • 心理療法

思考など認知に焦点をあてることで発展してきた心理療法の技法の総称である。不適切な反応の原因である、思考の論理上の誤りに修正を加えることを目的としており、認知、感情、行動は密接に関係しているとされる。従来の精神分析における無意識とは異なり、観察可能な意識的な思考に焦点があり、ゆえに測定可能であり、多くの調査研究が実施されてきた。うつ病、パニック障害、強迫性障害、不眠症、薬物依存症、摂食障害、統合失調症などにおいて、科学的根拠に基づいて有効性が報告されている。また自殺企図を半分程度に減少させる。専門家によって実施されるほかに、こうした技法はマニュアル化できるため、セルフヘルプ・マニュアルのように自身で行うこともできる。

心理社会的療法。困難を抱える状況の総体をソーシャルスキル(社会技能)と呼ばれるコミュニケーション技術の側面からとらえ、そのような技術を向上させることによって困難さを解決しようとする技法である。患者は疾患によって長期間社会との繋がりが断たれたため、生活技能や自信を喪失し、社会適応が阻害されていると考える。再び社会生活の技能を獲得するプロセスが、SSTのアプローチである。コーチング、アサーショントレーニング、問題解決技法などとも関係がある。認知行動療法と社会的学習理論に基づいたアプローチである。

  • 薬物療法

エビリファイ、リスパダール

インチュニブ、コンサータ、ストラテラ

  • 二次障害に対する薬物療法(うつ、睡眠障害、不安神経症など)

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